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もはや職人──ボートレースの適正点数を考える

もはや職人──ボートレースの適正点数を考える

ボートレースを少ない点数で的中させる──カッコいい上に、回収率の面でも理想的です。

とはいえ、点数を絞れば絞るほど的中しづらくなるのも事実。ボートレースファンなら誰もが一度は悩んだことがあるはずです。

そこで今回は、120通りあるボートレースの3連単に投票する際、どれくらいの点数が適正なのかについて迫りたいと思います。

この「ひとつのレースに対する適切な投票点数」を知ることでボートレースの達人──いや、「ボートレースの職人」に一歩近づけるかもしれません。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

トリガミを避ける職人たち

まず、舟券職人とはどのような人を指すのでしょうか。

これはあくまで私のイメージですが、そのひとつは「トリガミが少ない人」です。

トリガミとは、的中しても払戻額が購入金額を下回る状態。特に均等買いで、オッズを考慮せずに点数だけで投票すると起こりがちです。

これを嫌って少ない点数で勝負している方もおられるのではないでしょうか。

そこで今回は、ある半年間のデータを使いトリガミが稀だといえる、そのギリギリの点数を探ってみましょう。

統計学では「稀である」という現象を数字で表すとき、5%という値がよく使われます。

では、「舟券を的中させたとき、5%はガミるけど、ほぼトリガミはない」点数はどれくらいなのでしょうか。

早速、検証してみましょう。

トリガミ率5%の境界線を探る

具体的には、ある半年間のデータから払戻額が200円未満、300円未満──と順に調べ、その割合が5%を超えないボーダーラインを探ります。

下の表をご覧ください。

調べてみると、700円未満で確定したレースでその割合が5%を超えました。

つまり、6点以内で投票することでトリガミを5%以内に抑えられることがわかります。

これを基準に、場合によっては点数を控えたり、逆に手広く投票することを繰り返し、平均的な値として6点程度で上手に的中させる人を、「舟券職人」と呼んでもよいのではないでしょうか。

「人気」から点数のヒントを考える

ただ、ボートレースファンの方ならお分かりだと思いますが、6点でレースを射止めるのは、なかなか難しいものです。

そこで、「ボートレース全体」から適切な投票点数を探ってみましょう。

ボートレースはオッズの人気が高いほど当たりやすい傾向にあることは以前お話ししましたが、これをヒントに考えます。

つまり、この「人気」を深堀りすることで、適切な投票点数が見えてくるはずです。

日頃、ボートレースを見ていると配当が落ち着いている日もあれば、逆に波乱が多い日があったりしますよね。

これを具体的な数字を挙げて見てみましょう。

3連単の「平均人気」はどれくらい?

まず、公式サイトなどで見ることができる3連単の「人気」は平均どれくらいなのかを、上と同じ半年間のデータから求めてみると、その平均値は17.9という値でした。

つまり、「波乱と本命が入り混じったこの半年間における、3連単の人気の平均値が17.9番人気だった」ということです。

案外、大きく感じる数字ですよね。

先ほどもお話しした通り、ボートレースはオッズの人気が高いほど的中しやすいので、この値と投票点数とは、何らかの関係がありそうに感じます。

ただ、これはあくまで平均的な値ですので、そこに「上手」というテイストを加えるために、次のように考えてみましょう。

人気の平均値はどこまでブレるのか

そこで、一日で行われるレースの配当が「落ち着いているとき」と「荒れているとき」の人気の平均値の幅を導き出し、そこから極力少ない「点数」を見つけ出そうと試みました。

これは、過去に使用した統計学の手法を使って人気の平均値の幅を算出することができます。

「日によって差はあるけれど、平均人気はだいたいこの範囲に収まりそうだ」という考え方です。

以前、各人気順の出現率(比率)の幅を探るために使用した統計学の手法ですが、平均値の幅を知る方法もあります。

その計算方法などはここでは触れませんが、興味のある方は「区間推定」と検索してみてください。なお、その算出に必要な値は「一般的なもの」とだけしておきます。

少なすぎず、多すぎない点数の感覚

それでは、使用した半年間のデータ数とその日数から計算した、1日のレース数を152レースと想定して検証してみましょう。

この統計学の手法を使い、一日のレース数を152レースとして計算した場合、下限が14.5、上限が21.3という値を得ることができました。

これは「平均値である17.9番人気を基準にしたとき、1日の3連単の人気の平均値は、稀に外れることはあるとはいえ、14.5番人気から21.3番人気におおむね収まる」と言い換えることができます。

上でもお話している通り、ボートレースはオッズの人気が高いものほど的中しやすい、という側面から考えたとき、この小さいほうの14.5という値を点数に置き換え、約15点がボートレースの3連単における、「舟券上手」の点数としてみてはどうでしょうか。

ここに提案!ボートレースの適切な点数は?

確かに15点と聞くと、先ほどの6点から見ると大きな値ですし、あくまで感覚にはなりますが「案外、多いな」と感じたのは私だけではないと思います。

そこで少し話は逸れますが、その半年間の確定オッズの1番人気から15番人気までの、全レースの平均値を算出したところ24.4という値を得ることができました。

このように見てみると、15点に投票したとしても、トリガミもあるとはいえ、何となく2440円くらいの配当をゲットできている人がいたなら、確かに舟券上手に感じるのは分からなくもない気がします。

ということで、舟猫調べによるボートレースの舟券上手な人の点数は、15点としたいと思います。

絞りすぎず、自分らしい買い方を

今回は、「舟券の職人」の買い目の点数を探ってみました。

確かに少ない点数でボートレースを的中させるのは何より魅力的なことですが、ご自身の実力に合わせた点数でレースを攻略することが何よりの得策です。

もちろん、そのレースによって対策も変わるでしょうし一概にはいえませんが、無理に点数を減らすことに注力する必要はないと私は考えます。

ただ、今回検証した「6点」や「15点」といった数字を、頭の片隅にでも置いておいてもらうことで、今後、何かの参考になると確信しています。

この記事が「舟券の職人」の道しるべになると嬉しいです。