確率に負けない!不的中イライラ解消法
ボートレースの予想が外れたとき、イライラしてしまう方をよく見かけます。
そもそも、ボートレースはギャンブル。当たるより外れるほうが多いのは、むしろ当然なんですよね。
とはいえ、予想を外してお金が減ると、やっぱり気持ちは穏やかでいられません。
そこで今回は、そのイライラを少しでもやわらげるために──「確率」という数字を使って、冷静に向き合う方法を探っていきましょう。
今回のキーナンバーは「3」。なぜこの数字なのかも、最後にお話しします。
外れが続いたときこそ確率を思い出そう
「25%の事象」と聞くと、よく「4回に1回は起こる」と表現されます。
ボートレースでいえば、的中率25%なら──「4レース買えば、だいたい1回は当たるよね」と考える方が多いでしょう。
もちろん、これは間違いではありません。けれども、私はこの考え方がかえって人を苦しめてしまうように感じています。
舟券を買ってもなかなか当たらないとき、つい不安になってしまうことがありますよね。
もし本当に4回に1度きっちり当たるなら、そこまでストレスは感じないはず。けれど、現実は──そう甘くはありません。
なぜ、人はここで不安になってしまうのでしょうか。
私は、「次、いつ当たるのか?」という“見えない不確実さ”が、そうさせるのだと思っています。
そこで今回は、「25%の事象」をテーマに、この“確率ストレス”を数字の力でやわらげる方法を、いっしょに見ていきましょう。
理解していても起こる「確率ストレス」
確率ストレスをやわらげるには、「その事例をおおむね何回おこなえば1度は起こるのか」と考えることです。
上の的中率の話でいえば、「25%の事柄をだいたい何レース買えば1回は当たるのか」と置き換えられます。
もう少しかみ砕くと、「4分の1の事柄が、“悪くて”何連敗まで続くのか」と考えるのが、いちばんイメージしやすいかもしれません。
さらに、“悪くて”を分かりやすく言えば、「こんなに起こらないのは、めずらしいことなんだ」という感覚です。
ここからは、その“めずらしいこと”を数字の力で紐解いていきましょう。
「めずらしい」と「連敗」を数字で表す
まず、“めずらしい”という感覚を数値に置き換えてみましょう。
統計学では、「めずらしい」を数値で表すとき、よく5%という基準が使われます。
ここでもその考え方に従い、「わずか5%の確率でしか起こらない、めずらしい連敗数」を検証してみましょう。
ただ、5%を“めずらしい連敗”とするなら──残りの95%は「十分に起こりうる範囲」といえるわけです。
次に、“連敗”とはどんな現象なのでしょうか。
たとえば、目の前のレースで舟券を買ったとします。結果は「的中」か「不的中」か、そのどちらか。
もし的中率が25%なら、不的中率は「100% − 25%」で計算でき、75%となります。
つまり、この75%が続く状態が「連敗」といえます。
では、この「繰り返し」をどう数字で表せばいいのか──その点を見ていきましょう。
連敗の確率を計算してみよう
その算出方法はシンプルで、75%を連敗の回数だけ掛け算する──ただそれだけです。
たとえば2連敗の確率を知りたいなら「75% × 75%」、3連敗なら「75% × 75% × 75%」という具合。
この方法で計算すると、「75% × 75%」=約56%、3連敗なら「75%を3回掛ける」ので約42%となります。
つまり、この計算結果が5%を下回る“連敗数”こそ、今知りたい目安の値というわけです。
同じ手順で計算し、一覧にまとめたのが次の表です。
結果を見ると、的中率25%では──11連敗の時点で5%を下回ることがわかります。
つまり、10連敗までは「十分に起こりうる範囲」ということになります。
考え方を変えれば確率の見え方も変わる
もし4分の1の事柄を、文字どおり「4回に1回は当たる」と考えてしまうと、10連敗はかなり精神的に堪えるでしょう。
けれども、「おおむね10レース買えば1回は当たるだろう」と考え方を切り替えるだけで、過度な期待を抑え、気持ちを少し軽くできるはずです。
もちろん、11連敗・12連敗する可能性もゼロではありません。
そんなときは、私は「いま確率的にレアな状況に遭遇している」という現象を楽しむようにしています。
そう考えることで、負けている状況すら、少し違って見えてきます。
そうなんです。見方を少し変えるだけで、気持ちは驚くほどラクになるんです。
ギャンブラーのための「63%の法則」
「ギャンブラーが覚えておくべき数字」として──63%という値を耳にしたことはありませんか?
これは厳密にいえば固定された値ではありませんが、確率を考えるうえで非常に役立つ“目安”となる数字です。
ここでは、一般的に知られている「63%の法則」をもとにお話ししていきましょう。
たとえば 25%──つまり4分の1の事柄を例に考えます。
この場合、「4回試したうちのどこかで一度は起こる確率」が、おおよそ63%になるのです。
言い換えれば、「4分の1のことを4回おこなえば、63%の確率でそのあいだに1回は当たる」と考えられます。
この数字が持つ意味を、もう少し掘り下げてみましょう。
「起こらないこと」から見える真実
今回の記事では「%」という記号が何度も登場しており、少し混乱してきますよね。
そこにさらに「63%」という新しい数字まで出てくると、もう頭の整理が追いつかなくなりますよね。
そこで、上の法則を「少なくとも1回」という考え方に変換してみましょう。
つまり、63%の事柄について“連敗確率”を調べてみるのです。
63%の事象が「起こらない」確率は、「100% − 63%」=37%。
つまり、一度も起こらない可能性が37%あるということです。
では、その“起こらない”という現象が連続して続くと、どうなるのでしょうか。
表を見ると、3連敗で約5%となり、それ以降はかなり稀といえる確率になっています──
確率を直感でつかむためのキーナンバー
先ほどの25%の事柄のとき、上では「4分の1のことを4回おこなえば、63%の確率でそのあいだに1回は当たる」としました。
これを「%」を使わずに表現するなら、こう言い換えられます。
4分の1のことを4回おこなうセットを3回繰り返せば、そのあいだに1回は当たる
ここで今回のキーナンバー、「3」が登場するのです。
つまりこの「3」という値は、確率の「少なくとも1回は起こる」事象をざっくり計算できる、いわば“直感で使えるマジックナンバー”なのです。
たとえば先ほどの例では「4回 × 3回」で12回。これは前に導いた「10回に1回──」という感覚に、かなり近い数字になります。
確率を味方につけて、穏やかに舟券を楽しもう
このように、「〇分の1」の“〇”に3を掛け算するだけで、おおまかな想定連敗数──つまり「少なくとも1回は当たるまでの目安」を複雑な計算をせずに求めることができます。
この法則は、どんな確率にも応用可能です。ただし、「〇分の1」という形に置き換えて考えるのがポイントになります。
こうした「少なくとも一回は起こる」という視点を取り入れることで、ストレスをやわらげ、冷静さを保つ助けになるはずです。
数字に振り回されず、数字と仲良くつき合う。そんな穏やかなメンタルでボートレースに向き合えるように──この考え方を、ぜひ活用してみてください。